列車に乗りながら、景色を見ながら食べる駅弁は、最高……! ですね。しかし私は家でも通常のご飯として駅弁を食べています。
好きな駅弁は? と聞かれると、千手観音の手を借りないと数えきれないくらいありますが、日頃よく食べる駅弁は?
と質問されたら、崎陽軒の「シウマイ弁当」(歩いていける場所に店舗あり)、おぎのやの「峠の釜めし」(GINZA SIXなど)、そしてNRE大増(*)の「チキン弁当」です。
(日本レストランエンタプライズ(NRE)は2020年4月1日にジェイアール東日本フードビジネスと合併し、新たにジェイアール東日本フーズ(以下、JR-foodsと表記)となりました)
私は中央線ユーザーなので、東京駅の駅弁屋 祭、新宿駅の駅弁屋 頂には、かなりの頻度で行っています。
そこで目に付く「チキン弁当」、
そしてお酒のおつまみにちょうど良い「チキン弁当のからあげ」。味はもちろんですが、パッケージもピクニック感があって、つい手に取ってしまうんですよね。
私には駅弁の掛け紙や入れ物などを集める趣味もあります。友人の漫画家、小田原ドラゴンさんに「ゴミだろ」と言われようが、限定ものが販売されれば必ず買います。
ところが昨年(2019年)秋、いつものようにチキン弁当を買おうとすると、あれ? 何かいつもと違う。
これだけ食べているのに、ふと「私はチキン弁当について何も知らない」ことに気付きました。圧倒的な片思いです。
思いを成就すべく、恐る恐るJR-foodsさんに連絡してみたところ、工場見学など、ご快諾いただきました。やったー! 早速作っているところを見にいってきます!
55年愛されるチキン弁当のおいしい歴史
あらためて、チキン弁当の歴史を簡単にご紹介します。
1964年10月、東京~大阪間の東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催した年にチキン弁当は生まれました。もともと新幹線の食堂車の洋食のコックさんが調整していたのがはじまりだそうです。
ちなみに当時の幕の内弁当150円に対し、チキン弁当は200円と高価でした。
1974年、二段重だったチキン弁当が、現在の一段ボックスタイプに変更。二段重の頃のチキン弁当は、復刻弁当として、たまに限定販売されることもありました。
そして2019年10月、誕生55周年を迎え、チキン弁当がリニューアルされました。
── なるほど、そういうことだったのですね。
津野田さん
そうなんです。チキン弁当が誕生したのが東京オリンピックが開催された年、今年(2020年)もオリンピックが開催される予定だったのと、55周年ということで、外箱と中身、両方リニューアルすることになりました。
── 外箱もですが、中身も付け合せなどがだいぶ変わって、さらに好きになりました! 見た目も華やかになった感じ。チーズはそのままでよかったです。
津野田さん
チーズの前は、杏だったんです。2008年に杏からチーズに変えた時に、なぜ変えたのか? という意見が多かった。なので、今回はチーズを変えず、そのままにしました。
── 杏はかつての駅弁に欠かせない存在でしたもんね。今もまさにシウマイ弁当、峠の釜めしには杏が使われていますね。
津野田さん
外箱は、よく見ると55の数字がトリの顔になってますよ。
── わ、ほんとですね! チキン弁当のからあげは3個入りと5個入りがありましたが、4個入りのみになったんですね。
津野田さん
はい。そして実はからあげ自体も変わったんです。以前から、お肉が多少硬いという意見がありました。昔ながらのからあげなので、それがいいという人もいますが、今回、時代に合わせて、お肉を少し柔らかくしようということになりました。
宍戸さん
他のお弁当に入れているからあげとは違っていて、スパイスが効いている衣を使用しています。衣や味自体は特に変えていませんが、肉の下処理を変えて、やわらかくしました。
峠の釜めし
シュウマイ弁当
無ければチキン弁当しか買わんな
お仕事で、たまに新幹線に乗ると
かならず東京駅で「チキン弁当」を買って
車内で食べるのを楽しみにしていたよ
これ美味いんだわ。新幹線で出張する時はコレか崎陽軒のシウマイ弁当。
夜の下り新幹線でチキン弁当の唐揚げをつまみにビールを2本。締めにチキンライスをかっこむ。寝て起きると新大阪。
確か上皇陛下もお気に入りだったはず。
だるま弁当や釜飯は正直好みじゃない
心配だわな
スーパーとかに卸してくれたら買いたいけどスーパーの弁当は安いからなぁ…
コロナ不況に打ち勝って生き残ってくれ
新幹線で移動する時は必ず付き人の分までチャーハン弁当を買って食べてたくらいで
「俺の体の何割かはチャーハン弁当で出来ている」とうそぶいていたとか
駅弁としてのバランスで言ったらチキン弁当が最強なんだわ
これとコンビニサンド1つつける
缶ビールに唐揚げつまみにして。